線型代数のつづき(2023年度)

2023年4月9日16:29作成

2023年5月15日19:12更新

授業日時,場所

  • 水曜日 16時〜17時30分
  • ウエスト1号館 C-615 中セミナー室

教科書について

教科書は特に指定しません.

参考書としては次の2冊を挙げておきます.

授業予定

以下はあくまで予定です.今学期のスケジュールに従って随時変更される可能性があります.

4月17日 線型方程式系

  1. 線型代数への導入
  2. 線型方程式系—Gauss-Jordan消去法と階段行列
  3. 行列の階数と,線型方程式系の解の構造

4月24日 行列が定める線型写像

  1. \mathbb{R}^{n}の元の線型結合
  2. 行列が定める線型写像
    1. 写像
    2. \mathbb{R}^{n}から\mathbb{R}^{m}への線型写像とその行列
    3. 写像の合成と行列の積
    4. 可逆な写像と逆行列
  3. \mathbb{R}^{n}の部分空間
    1. 行列の像と核
    2. \mathbb{R}^{n}の部分空間
    3. 部分集合S\subset\mathbb{R}^{n}で張られる部分空間\mathrm{span}S
    4. 一次関係,一次独立と一次従属,部分空間の基底
    5. 行列の像と核の基底の求め方

5月1日 休講

5月8日線型空間

  1. \mathbb{R}ベクトル空間の定義と例
  2. \mathbb{R}ベクトル空間Vの部分空間,特にS\subset Vで張られる部分空間\mathrm{span}(S)
  3. 線型写像f:V\rightarrow Wとその像\mathrm{Im} f\subset W, 核\mathrm{Ker} f\subset V. 特にベクトル空間の同型
  4. 線型独立,線型従属性と,ベクトル空間の基底
  5. 有限基底を持つベクトル空間の次元,線型写像の階数
  6. ベクトル空間の元の座標,線型写像の行列表示
  7. Rank-nullity定理

5月15日 \mathbb{R}^{n}の内積

  1. \mathbb{R}^{n}の内積
    • 内積\boldsymbol{x}\cdot \boldsymbol{y}
    • ベクトルの直交関係とノルム (長さ)
    • 正規直交族,部分空間の正規直交基底
    • 部分空間V\subset \mathbb{R}^{n}への直交射影\mathrm{pr}_{V}
  2. \mathbb{R}^{n}の幾何
    • Pythagorasの定理と,その帰結:\|\boldsymbol{x}\|\geqq\|\mathrm{pr}_{V}(\boldsymbol{x})\|
    • Cauchy-Schwarzの不等式|\boldsymbol{x}\cdot \boldsymbol{y}|\leqq \|\boldsymbol{x}\|\|\boldsymbol{y}\|
    • 二つのベクトルのなす角
  3. 直交化
    • Gram-Schmidtの直交化
    • QR分解
    • 転置行列,対称/交代行列,直交行列

5月22日 内積空間

5月29日 行列式(その1)

6月5日 行列式(その2)

6月12日 固有値と固有空間

6月19日 Jordan分解

6月26日 二次形式とエルミート形式

7月3日 特異値分解

7月10日 双対空間

7月17日 海の日

7月24日 テンソル積