微分積分学 I (2021年度)

2021年3月3日09:01作成

2021年3月7日09:20更新

授業の日時,場所

  • 火曜日4時限目
  • センターゾーン 2306 教室(定員127名,コロナ禍での適正定員は84名)
  • COVID19 感染防止のため,遠隔授業の可能性があります.

教科書

この授業は次の教科書に沿って進めます。特に演習は教科書中の演習問題を中心に行います。

微分積分学講義
野村隆昭 著
共立出版

授業の進め方、演習について

今年度は基幹教育院の方から,授業は対面でという強い要請があったため,以下のように対面授業を行う予定です.ただし,COVID19 の感染が再拡大した場合や,授業での教室環境で十分な感染対策が取れない(例えば学生数に対して十分広い教室が確保されたなかった)場合には,オンデマンド方式による遠隔授業に変更される可能性があります.

  1. 毎回授業の最初に演習をします。
    1. 前回の授業のときにそれぞれの演習問題の解答者を指名しておきます。指名された人は授業時間が始まるまでに黒板に解答を書いておいてください。教科書の巻末にある解答を写すのではなく、自分の理解を反映して自身の言葉で書いてください。それが自分のためにもクラスメートのためにも大切です。
    2. 黒板の解答に沿って、理解すべき点や解答で書くべきことを私が説明します。なるべくきちんとした解答が黒板に残るように朱筆を加えますが、説明の方もよく聞いてください。
    3. なお、再履修の方は学期半ばまで履修者名簿に名前がないため、こちらから指名するのは難しいかもしれません。積極的に自分から名乗り出て演習を解くようにしてください。
  2. 続いて講義を行います。講義では
    1. 基本的な概念 (定義) の説明。
    2. それらの概念の満たす性質 (命題、定理など)。
    3. それらの性質を使って計算する方法 (例題) の解説。
    についてお話しします。ときどき命題や定理の証明もしますが、それは内容をよりよく理解して使えるようになってもらうためで、証明を覚える必要は特にありません。
  3. 最後に次回の演習の解答者を決めます。基本的にはこちらで指名します。演習では主に教科書の問や章末問題を解いてもらいます。
  4. いうまでもなく数学は自分で考えて練習問題を解くことで理解していく科目です。毎回の練習問題は解答者だけでなく履修者全員の宿題です。1時間やそこらで解ける量ですから、必ず授業があったその日のうちに解いて、習った内容を理解しておきましょう。一人では解けないときには皆で相談し、助け合って問題を解くことも大切な演習の目的です。

授業予定

以下は学期開始時点での予定ですので,実際の授業内容は随時変更されることがあります.

4月13日 数列と関数の極限

4月20日 実数の連続性

4月27日 関数の極限と連続関数

5月4日 みどりの日

5月11日 微分と導関数

5月18日 出張のため休講

5月25日 初等関数の構成

6月1日 Taylor の定理

6月8日 増大度とその応用

6月15日 定積分の定義

6月22日 中間テスト

6月29日 定積分の性質

7月6日 原始関数とその計算方法

7月13日 広義積分

7月20日 \Gamma関数とB関数

7月27日 期末テスト

遠隔授業が行われる場合には,中間,期末テストは確認のための小テストになり,毎回の授業で出されるレポート課題が成績評価の中心になります.

成績評価について

成績評価は中間および期末テストの結果を総合的に判断して行います.

遠隔授業が行われる場合,成績は毎回の授業のレポート課題と,2回の確認テストの結果を総合的に判断して行います.